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Iinfantile allergic disease

小児アレルギー

アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎（花粉症）など、こどものアレルギー性疾患は年々増加傾向にあります。また、花粉症の低年齢化がみられています。当院では、スギ花粉やダニアレルギーに対する舌下免疫療法、正しいスキンケア、外用剤の塗り方、離乳食や食事の注意点などをわかりやすく説明しています。お気軽にご相談ください。

アトピー性皮膚炎

様々な皮膚への刺激がアトピー素因や皮膚の乾燥と相まってバリア機能が低下することで皮膚に炎症を起こします。
状態が改善しても悪化を繰り返すことが多いので、正しいスキンケアで保湿を心がけることが重要です。悪化すると強いかゆみを起こしますので、早めに受診していただき、よい状態を保ち続ける必要があります。

食物アレルギー

特定の食物を食べた後に症状を起こします。摂取してから2時間以内（多くは摂取後まもなく）で症状があらわれる即時型、数時間後以降にあらわれる遅延型に分けられます。
こどもの食物アレルギーはほとんどが即時型とされています。乳幼児では鶏卵、牛乳、小麦によって生じるケースが多く、成長すると甲殻類やソバ、果物などで生じることが増えていきます。
アレルギーの治療は年齢なども考慮した上で行う必要があります。必要に応じてアレルギー専門医と連携して、検査・診療・治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

気管支喘息

小児喘息は、アトピー素因が強いと言われており、ハウスダストやダニなどのアレルゲンを繰り返し吸い込むことで気道に慢性的な炎症を起こすことで発症すると考えられています。気道に炎症が続くと過敏状態が持続し、ちょっとしたきっかけによって気道が収縮してヒューヒューゼイゼイという喘鳴を生じて、呼吸苦を呈するようになります。一度発作が起きてしまうと、副腎皮質ホルモン（ステロイド）による抗炎症と気管支拡張剤による治療が必要になります。
普段から気管の炎症を抑えて発作を予防する治療を行うことで、こどもの気管支喘息の多くは大人になる前に治すことが可能です。治療をしっかり続け、アレルゲンをできるだけ減らす環境整備を心がけましょう。

アレルギー性鼻炎

スギやヒノキ、ブタクサ、カモガヤといった花粉を代表とする季節性、ダニなどによる通年性に分けられます。アレルゲンとの接触を避けることが最も重要であり、抗アレルギー薬の内服、点鼻薬・点眼薬の使用といった治療を行いますが、最近ではスギ花粉とダニのアレルギー性鼻炎は舌下免疫療法が可能になっています。
舌下免疫療法は長期間（約3年～5年間）の服用が必要であり、全員に必ず効果があるという治療法ではありませんが、症状の軽減や解消が期待できます。ただし、治療開始には血液検査による「スギ」や「ダニ」にアレルギーがあることの確認が必要です。

アレルギー性結膜炎

まぶたや結膜に花粉やダニが付着し、充血、かゆみ、腫れ、目やになどの症状が起こります。
季節性と通年性に分けられ、それ以外に春季カタルがあります。春季カタルとは、アレルギー性結膜疾患に含まれる一亜型を指し、重症タイプのアレルギー性結膜炎と捉えられています。思春期前の小学校男児に多くみられ、1年中症状が出現し、季節の変わり目に症状が増悪します。春季カタルによる症状変化は強く、上まぶたがボコボコと石垣のように隆起したり、白目と黒目の境目に浮腫状の変化がみられ、目の痛みは強く、角膜病変を伴うこともあるため視力低下を来すことがあるため、注意が必要です。
花粉飛散シーズンの少し前に治療を開始することで症状軽減につながりますので、お気軽にご相談ください。

当クリニックではお子さんに何が起きているのか、どう対処すればよいのか、
今後の見通しなどを可能な限りご説明できるように努めて参ります。
お子さんのことで心配なことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

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